Anyca 事故車

Anyca(エニカ)で事故った!自動車保険が高い?保証額は!?

Anycaで車を貸す際に、ドライバーが事故を起こさないか心配になりますよね。

普段から乗り慣れている車ならまだしも、ドライバーにとっては初めて乗る車がほとんどです。もしドライバーがAnycaを利用して車を借りて事故を起こした場合どうなるのでしょうか?

今回はAnycaを利用中に事故を起こした場合の対処についてご紹介したいと思います。

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Anyca(エニカ)で車を貸して事故車として帰ってきた…

DeNAのカーシェアサービス Anyca(エニカ)を利用して事故を起こす。
それは充分ありえるリスクです。

実際にAnycaで車を貸して事故車として返ってきたという東京都在住のJunさん(40代男性)の体験談がAnycaの公式サイトに掲載されていました。

Anyca 事故車

スバルのWRX stiを所有していたらしいのですが、ドライバーが日光のいろは坂で事故を起こして大破したようです。
こうなると事故を起こしたドライバーさんもショックでしょうが、所有しているオーナーさんもショックですよね。

貸した側としては、自分の愛車が見るも無残な姿となって・・・さぞかし辛いだろうなぁと思います。

さて、Anycaを利用するということはこのようなリスクがはらんでいるわけなんです。
では事故を起こした際の自動車保険はどのようになるのでしょうか?

Anyca(エニカ)の利用者が事故を起こした!自動車保険はどうなる?

保険の関係は次のようになります。

  • オーナー:通常通り自分で自分の車に対して自動車保険(任意保険)に加入
  • 利用者:利用する際に「自動的に」保険に加入

自動車オーナーは、エニカを利用するしないに関係なく普段から自動車保険に加入している方が多いと思います。
普段のドライブで事故を起こしたら、とても払いきれない額が請求されることもありますので、当然加入しますよね。

問題は、エニカに登録している車を使用して事故を起こした場合です。
この場合はどうなるのでしょうか?

エニカには東京海上日動火災保険と共同で用意した1日自動車保険(車両補償付きプラン)」という保険があります。

エニカの利用者は、オーナーと契約が完了した時点で、必ずこの保険に加入する仕組みとなっているのです。

自動車保険

1日自動車保険の保険料

ドライバー1人の場合・・・1,800円/日
ドライバーが複数名で利用する場合・・2,700円/日

となっています。

そのため、エニカで利用者が借りる利用料金は、例えば1日5000円の車だとすると、以下のようになります。

例)車の利用料:1日5000円 + 保険料:1800円

そして車の返却が完了した段階で、利用者のクレジットカードから6500円引き落とされることになるのです。

エニカ1日自動車保険の補償内容

救急車

エニカの1日自動車保険(車両補償付きプラン)の補償内容ですが、ニッポンレンタカーや日産レンタカーなどを一般のレンタカーを利用した際の補償内容とほぼ同等になっています。

対人賠償責任保険/無制限

Anycaで予約したクルマを運転中の事故により、他人を死亡させたり ケガをさせて法律上の損害賠償責任を負う場合に、相手方1名について 保険金額を限度に保険金をお支払いします。

保険金額の限度は無制限です。また、相手方1名について無制限に支払うので、一度の事故で5名の人が死亡・ケガをした場合も、5名それぞれの人に無制限で保険金が支払われます。

対物賠償責任保険/無制限

Anycaで予約したクルマを運転中の事故により、クルマや塀等の他人の財物を壊し、法律上の損害賠償責任を負う場合に、1事故について保険金額を限度に保険金をお支払いします。

保険金額の限度は無制限ですが、30億円が限度になるケースもあるようです。

搭乗者傷害特約/1000万円(一時金10万円)

Anycaで予約したクルマを運転中の事故により、乗車中の方が、死 亡・ケガをされた場合や後遺障害を被られた場合に、補償を受けられる方1名について保険金額に基づいて、あらかじめ設定された額を保険金としてお支払いします。ケガの場合には、一時金として傷害保険金(入通院給付金または治療給付金)をお支払いします。

一緒に車に搭乗している人が怪我をした場合、1000万円までの補償があります。

自損事故傷害/1000万円(一時金10万円)

Anycaで予約したクルマを運転中の自損事故(相手方がなく電柱に衝 突・崖から転落等)や前のクルマに追突してしまった事故等により記名被保険者または乗車中のご家族が死亡・ケガされた場合や後遺障害を被られた場合で、自賠責保険等の請求権が発生しない時に、補償を受けられる方1名についてあらかじめ設定された額をお支払いします。

自損事故の場合も、1000万円を上限とした補償となっています。

車両補償/限度額300万(自己負担15万)

Anycaで予約したクルマを運転中の事故により、利用していたクルマに損害が生じ、その損害を修理した場合または修理せずに代替車を購入した場合、1回の事故について300万円を限度に保険金をお支払いします。ただし、15万円の免責金額(自己負担額)がありますので、ご注意下さい。 また、利用したクルマの代替車を購入した場合は、
(1) 修理する場合にかかる費用
(2) 代替車の購入費用
(3) 利用したクルマの時価額
のいずれか低い金額を限度にお支払いします。

エニカで事故を起こした場合、最も注意すべきがこの車両損害になるかと思います。

限度額300万円以内であっても、15万円は自腹を切る必要があります。

つまり、10万円とか15万円といった小損害のケースの場合、保険は使えず全て利用者の自己負担となるのです。

また、飛び石、パンク、当て逃げ、盗難、鍵紛失などは、1日自動車保険の対象外になるので、利用者が実費で負担することになります。

ロードアシスト(車両搬送費用補償特約およびサービス)/24時間365日対応

< 車両搬送サービス >

事故や故障によりAnycaで予約したクルマが走行不能となった場合に、修理工場等までレッカー搬送を行います(1回の事故等について15万円を限度に補償します)。

< 付帯サービス >

・緊急時応急対応サービス
・燃料切れ時ガソリン配達サービス
・おクルマ故障相談サービス

車両が動かなくなったり、故障した場合は24時間対応でいつでもレッカーを受けることができます。

事故現場アシスト/24時間365日対応

事故現場アシスト/24時間365日対応

事故の際のアドバイス・修理工場や病院の手配等の初期対応・初期対応後24時間以内の状況報告を行います。

事故を起こして動揺してしまった場合は、24時間対応で電話サポートを受けることができます。

オペレーターから適切な指示を受けることができるので、この点はとても心強いですね。

保険金が下りない!?どんな場合がNGなのか調査

困った表情をする男性

次に、Anycaを利用中に事故を起こしても、保険金を受け取れない場合があります。補償が受けられない代表的なケースを公式サイトから調べてピックアップしてみました。

※詳細についてはAnycaに問い合わせて確認してくださいね。

保険金が下りない代表的なケース

  • Anycaで予約をした人以外が運転している際に生じた損害(Anyca経由で加入する保険の被保険者は、予約をした方のみとなります)
  • 利用するクルマの所有者がご自身ないしは配偶者であるケースの損害
  • クルマの盗難や停車中の当て逃げによって生じた損害
  • 利用中の事故で損害を被った相手が、配偶者・子またはこれ等が所有・使用するものである
  • 法令により定められたクルマの点検・検査によって発見された故障等によって生じた損害
  • 補償を受けられる方の故意または重大な過失によって、補償を受けられる方本人に生じた傷害
  • 無免許運転や酒気帯び運転によって、運転者本人に生じた傷害

その他のケース

  • 第三者との損害賠償に関する特別な取り決めにより、損害賠償責任が加重された場合、その加重された部分の損害
  • ご契約者、記名被保険者等の故意によって生じた損害
  • 台風、洪水または高潮によって生じた損害
  • 借りたお車を競技または曲技のために使用すること(練習を含みます)、競技または曲技を行うことを目的とする場所で使用することによって生じた損害
  • 補償を受けられる方の故意または重大な過失によって、補償を受けられる方本人に生じた傷害
  • 無免許運転や酒気帯び運転によって、運転者本人に生じた傷害
  • 地震・噴火またはこれらによる津波によって生じた傷害
  • 戦争、外国の武力行使、暴動、核燃料物質等によって生じた傷害 等

このように、不慮の事態ともいえる場合でも保険金が下りない場合もあります。Anycaには1日自動車保険(車両補償付きプラン)が付いているといってもあてにしない方が良いでしょう。

安全運転をして事故を起こさないことに限ります。

エニカ1日自動車保険の注意点

休日のドライブ

エニカの1日自動車保険は、一般の自動車保険にもある「ドライバー保険」を基本として、DeNAと東京海上日動がコラボして開発したエニカオリジナルの自動車保険です。

「ドライバー保険」を基礎にしているので、全体的に、一般の自動車保険と同様の約款内容になっていますが、車両補償の一部に一般とは異なる内容があるのでその点を注意しましょう。

具体的にどういうことかと言うと、「盗難」とか「当て逃げ」の損害は、一般の車両補償には含まれていますが、1日自動車保険では対象外になっています。

Anycaで車を借りる際は、盗難のリスクを考えることも必要でしょう。また、盗難に合わないように注意することも重要です。
下記の記事では盗難に合った場合や、盗難を防ぐコツについて紹介しているので参考にしてみてください。

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ココに注意

車両補償の補償限度額は一般的に車の車種によって異なりますが、エニカの1日自動車保険の場合は一律300万が限度となっています。

多くの車は時価額300万以内に収まると思いますが、一部の高級外国車の場合は300万に収まらない場合もあるでしょう。

輸入車オーナーが車を貸し出す際は、この車両補償の限度額も注意しておいた方がよいでしょう。

もし保険内容に不明な点がある場合は、エニカのサービス説明会に参加して、DeNAの担当者に直接聞いてみると良いでしょう。

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